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公開日:2013.06.22
ベンチプレス
横山建夫さんが全国V
実業団選手権で大会新
市内南鴨宮在住の横山建夫(たつお)さん(70)が5月26日、埼玉県で開催された第23回全日本実業団ベンチプレス選手権大会で優勝した。70歳以上の74kg級に出場して120kgをクリア。大会記録を塗り替えた。
「良い記録で優勝できてよかった」。練習の成果が実を結んだ横山さんは、笑顔で大会を振り返った。
ベンチに横たわり、持ち上げたバーベルの重さを競うベンチプレス。全日本実業団選手権は、仕事に従事する人に出場資格が与えられ、年齢・体重別で競技を行う。3回の試技で、最も重いものが記録となる。横山さんは60〜69歳の部でこれまで3度優勝。今年から出場した70歳以上の部でも、全国の猛者を圧倒した。
70歳で140kg
横山さんがベンチプレスを始めたのは50歳のとき。世界大会で優勝したことがある男性を近所で見かけ、「引き締まった体に憧れた」という。すぐにその男性が練習する西酒匂の西湘地区体育センターで、自身もトレーニングを開始。最初は40kgのバーベルを持ち上げるのが精一杯だったが、地道な練習で記録を伸ばしていった。
50代後半には、自己ベストの150kgを記録。「目標を設定し、クリアしていくのが楽しかった。大会出場も、日々のモチベーションを高めることにつながっている」と語る。70歳になった今でも140kgを持ち上げるなど、衰え知らずだ。
「トレーニングは生活の一部」
胸囲108cm、ウエスト84・5cm。ベンチプレスに目覚めた50歳当時と比べ、胸囲は13cm以上増えて胸板は厚くなり、ウエストはマイナス15cm。体重も9kg減って、スリムなお腹まわりを実現した。体型の変化に、妻や子どもたちもびっくりしていたという。現在、シルバー人材センターのスタッフとして自転車管理を行う横山さんは、同僚から施錠された自転車の移動を頼まれることも珍しくないのだとか。
筋力トレーニングは週5日、1日2時間汗を流す。「練習は生活の一部。健康も維持できているので、80歳ぐらいまでは続けていきたい」。鍛え抜いた体を、さらに進化させる。
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