昇降口が「まるで森」 大井高校に木製下駄箱
県立大井高校(奥津泉校長)の開校30周年を記念し、同校PTA(近内(こんない)敦会長)から生徒へ、木製の下駄箱800人分が贈られた=写真。下駄箱は、東海大学生が設計・デザインし、小田原林青会が中心となり約3カ月で製作。材料には小田原産の杉や檜などが使われている。
10月21日に搬入が完了し、同25日の創立記念式典では、下駄箱の製作工程が映像で紹介された。
下校時に下駄箱の扉を閉じた高橋秀明君(2年)は「木の良い香りが漂い、昇降口が明るくなった。学校が100周年を迎えるまで、大切に使いたい」と話した。