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公開日:2014.01.18
「柿畑の家」が最優秀賞
自然の中のこだわり住宅
第57回神奈川建築コンクールの住宅部門で市内上曽我の(有)芹沢建設(芹沢久男代表取締役・65)が施工した「柿畑のサンクン・ハウス」が最優秀賞に選ばれた。
今年度は県内で3年以内に完成した建物を対象に、優れた建物の建築主をはじめ、設計者、施工者が表彰された。住宅部門61件、一般建築物部門36件、計97件の応募があり、住宅部門では5年ぶりに最優秀賞が選出された。
「柿畑のサンクン・ハウス」は「柿畑の広がる周辺環境と一体となった『住む場』が見事に実現化された住宅」として評価された。建築主と、設計者の(株)シーラカンス アンド アソシエイツ一級建築事務所(本社・東京都)の3者が受賞した。
設計監理を担当した野地智美さん(35)は市内田島在住。木造2階建て、約27坪の邸宅は、床高を70cm掘り下げ、座った時や台所での作業中の目線が柿の幹の高さにくる工夫や、全面ガラス張りにすることで隣地の柿畑と調和を図った。また稼働式の仕切りで部屋のレイアウトも自由に変更できる機能面も配慮。暦にもこだわり、構想から完成まで約3年を要した。
47年の職人歴を誇る芹沢さんは「構造材やコンクリート、すべてが目に見える仕上げ材のため、きれいな仕上がりになるように努め、設計に忠実な施工を心掛けた」と苦労話を語った。野地さんは「限られたスペースと予算の中でいかに建築主の板倉さんの意向に答えるか、という難しさもあったが、設計に携われ、楽しかった」と受賞の喜びを語った。2011年9月からこの住宅で生活している板倉さんは「多くの要望を取り入れてもらい、この形が完成した。解放感ある我が家は住み心地もよい」と話した。
一般建築物部門の優秀賞には「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」や辻堂の「テラスモール湘南」などが選ばれている。
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