頼もしい”1日先生” 報徳小6年が園児と交流
報徳小学校の6年生が2月13日、報徳幼稚園の園児に一足早い特別授業を行った。
集団行動がとれない、授業中座っていられないなど、入学したての1年生が陥る「小1プロブレム」。同校では、就学前の園児と触れ合うことで入学前の不安を和らげようと、総合学習の時間を利用して定期的に交流を図っている。
今回は「早く学校生活に慣れてほしい」と児童自らが勉強会を企画した。筆圧の弱い園児が鉛筆でしっかり書けるよう練習用のプリントを用意するなど、準備を進めてきたという。
当日は幼稚園まで園児を迎えに行き、手をつないで登校。一人ひとりに”小さな先生”がつき、プリント学習や折り紙などを楽しんだ。
園児たちはプリントの見本を見ながら、自分の名前書きに挑戦。平仮名を一字ずつ丁寧に書きうつすと、横では「こうやって持つんだよ」「上手だね」と声をかける児童の姿もあった。「早く学校に行きたい」と笑顔の園児を前に、田代航士(こうじ)君は「上手に書けていた。学校が楽しいと思ってくれて良かった」とほっとした表情をみせていた。
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