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小田原・箱根・湯河原・真鶴

公開日:2014.04.26

地元産の桜花漬け全国へ
小田原がシェア9割占める

  • 約10mの木にハシゴを掛け、一つひとつ手で摘む

  • 収穫したその日に漬け込む

 蒲鉾、梅干し、干物など数多い小田原の名産品の中でも全国シェアの約9割を誇る桜花漬け。先ごろ原料となる八重桜「関山」が満開になり、収穫のピークを迎えた。今年は天候の影響で例年よりやや遅めの収穫となった。

 多くの漬物会社が軒を連ねる市内前川の一角、(株)飯島清太郎商店では約70年に渡り、桜花漬けを大阪や京都など全国各地に出荷している。

 今年も自身の畑の桜と市内各所などから集められたものを合わせ、10日間で約4tを漬け込んだ。梅干しを作る際に出る梅酢と、天然塩を使用して漬け込み、冷凍して今年12月から来年4月頃にかけて各地に出荷される。出荷直前には虫眼鏡とピンセットで混入物を取り除くなど、厳しい品質管理も怠らない。

 同社3代目の飯島清嗣社長は「赤みの残る花を収穫し、一気に漬け込まなくてはいけないので、時間が勝負。今年はなかなか暖かくならなかったので花の開きが遅く、苦労した」と話していた。

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