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被災地レポート【1】 続く相馬との絆 施設建立に木材提供

社会

公開:2014年12月13日

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報徳の森プロジェクトが寄贈した檜を使ったデッキで、相馬と小田原両市民が記念撮影
報徳の森プロジェクトが寄贈した檜を使ったデッキで、相馬と小田原両市民が記念撮影

 東日本大震災後、福島県相馬市・南相馬市との縁が続く小田原市。被災地支援と林業再生に取組む「報徳の森プロジェクト(高木大輔会長)」の支援で完成したコミュニティ施設が、このほど相馬市内にオープン。12月6日、記念式典が行われた。

 報徳の森プロジェクトは、長さ4mの丸太20本相当の小田原産檜を寄付。檜は被災地のコミュニティ復興を願い建てられた、「アムウェイハウス相馬さとばたけ報徳センター」のデッキに使用された。

 式典に先立ち、施設を運営する、(一社)相馬報徳社の渡辺一成理事長は「津波被害、原発事故と、未曽有の状況により故郷に戻れない人がたくさんいるなか、子どもを中心にしたコミュニティ再生のための、活動拠点ができた。遠く小田原からの支援に感謝しています」とあいさつ。高木会長は「支援から始まった事業だが、我々にとっても新しい歩みの始まり。今後とも分度と推譲の心を持って取組み、相馬とつながっていきたい」と続けた。

 施設の前庭には、プロジェクトのメンバーらが、曽我で育った紅白の梅をはじめ、高さ5mのモミや柊(ひいらぎ)などを植樹。3本のしゃくなげは、春を待ちわびるように、すでに蕾をつけていた。

 今回は、昨年暮れに相馬市へ寄贈した木製ポストのメンテナンスも行った。1年ぶりにポストに対面した、川瀬潤(ゆたか)さん=写真左=と加藤大(まさる)さん=同右=は、寄贈を企画した小田原市東西郵便局長会の一員。製作した(株)ラ・ルースの相田秀和さんから託された天然オイルで、約20分かけ木肌を何度も磨いた。

 受け口の問題や鍵の変更で、運用まで1年以上を要したポスト。来年1月14日から実用化されることが決まり、川瀬さんと加藤さんは次々に感慨深さを口にした。

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