千葉県柏市で開かれた少年相撲大会で松崎圭吾君(東富水小3年)と結斗君(東富水幼稚園)の兄弟が揃って好成績を収めた。結斗君は幼児の部で優勝、圭吾君も小学3年生の部で3位に入った。
共に4歳から相撲を始めた2人。南足柄市の金太郎相撲連盟に所属し、連盟の代表で旭丘高校相撲部顧問の岸田光弘さんの指導を受けている。週に2〜3回、旭丘高校や連盟の土俵を使い、1回約3時間の練習を続けている。
5月2日に行われた大会には、関東を中心に幼児から中学生まで320人が参加した。
圭吾君は、同体で「負けたかも」と思った2回戦を勝ち上がると、プレッシャーが抜けて勢いに乗り、3位入賞を勝ち取った。テレビの相撲中継を観て、相撲好きになった圭吾君は、幼少の頃に抱っこしてもらった大関・琴奨菊のファン。今後は投げ技に磨きをかけたい、と意欲を見せた。140cm・35kgと決して大きくない体格だが「相撲は体の大きさでないことを教えてくれる」と岸田さんもバランスの良さに目を細める。
横綱・日馬富士が好きという5歳の結斗君は、初優勝にも「優勝できると思った」と自信たっぷり。1日5試合の強行スケジュールにも疲れを見せないほどで、岸田さんも相撲センスの良さに舌を巻くほど。小学生に入っても続けたいと相撲の魅力にはまっている。