小田原箱根商工会議所青年部(山根宏治会長)は5月21日、会員が自ら作った小田原ちょうちんを掲げ、小田原駅前を練り歩いた。青年部の活動と7月25日(土)・26日(日)に行われる「小田原ちょうちん夏祭り」のPRを兼ねたもの。提灯には、ろうそくを模した電池式の電球が入れられ、会員たちは、童謡『おさるのかごや』さながらに、ほのかにオレンジ色に光る提灯をぶら下げながら、夜道を歩いた。
商議所青年部は、ボランティア団体と一緒に毎年、市内の全小学校で小田原ちょうちん製作教室を開催している。すでに24年続いている事業で、これまでに製作された提灯は5万3千個を超える。
今回は、4月に小田原と箱根の青年部が合併したことから、改めて小田原の伝統文化と青年部の継続事業を見直そうと行われ、約40人が小田原ちょうちんを製作した。
なお小学校での小田原ちょうちん製作教室は、今年も5月23日の下曽我小学校を皮切りにスタート。教室は5・6年生を中心に7月7日まで続く。
なお小学生たちが作った提灯、約2300個は、7月25日から8月2日(日)まで、小田原城のお堀に飾られ、午後6時30分から10時まで明かりが灯される。