根府川の空き家で、『移住プロジェクト』がスタートした。自らの手で修繕する”DIY”に20人以上が参加し、劣化した物件が徐々に蘇りつつある。
市内本町の賃貸マンションから根府川へ移住するのは、瀬戸ひふ美さん(31)。知人に紹介してもらった物件を4月に内覧、「海と山が豊かな土地で自給力をつけたかった。野菜を作る庭があり、家賃も3万円だったので」と即決した。
しかし、物件には1年以上人が住んでいなかったため、生活するには修繕が必要だった。そこで、DIYによるプロジェクトを立ち上げ、インターネットで周知。それに呼応した人々が集まり、6月13日から活動が始まった。
13日にテラスを解体。27日には、室内の壁の塗装やテラスの組み立てを行った。参加者は、市職員や不動産関係者などさまざま。大学院で空き家を研究する渡辺千春さん(22)は、「自分でも再生する過程を体験したかった」と八王子から毎回足を運んでいる。浜町在住の井上雄一さん(47)も、「空き家は小田原でも身近な問題。現状を知りたかった」と参加し、日曜大工に汗を流した。
魅力は「戸建て、安さ、アレンジ」
小田原市は、物件所有者と活用希望者を結びつけるサービス『空き家バンク』を3月に開始。5月下旬には、全国で『空き家等対策の推進に関する特別措置法』が全面施行され、空き家解消のための動きが進む。
8〜9月頃からの入居を目指す瀬戸さんは、「戸建てで低家賃。場合によってはアレンジもできる」と空き家の魅力を語る。プロジェクトの今後の活動日は、7月11日(土)と25日(土)を予定。興味のある人は、瀬戸さん【携帯電話】090・6031・7912まで。
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