小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2015.07.25
あの惨劇を忘れぬために
戦後70年、市民会館で講演会
戦争で犠牲になった戦没者の親族らからなる小田原市遺族会(石綿義弘会長=人物風土記で紹介)が7月28日(火)、小田原市民会館で「戦争と平和」と題した戦後70年の記念講演会を開催する。午後2時開演で、参加無料。
講演会では、1945年8月15日のB29爆撃機による「小田原空襲」を振り返り、戦中当時の状況を語る。講師は「戦時下の小田原地方を記録する会」の井上弘さん。また、会場では召集令状や遺品など、戦争の悲惨さを物語るパネル展示も行われる。
問合せは小田原市社会福祉協議会【電話】0465・35・4000。
市内の戦没者を供養遺族会が忠魂碑巡拝
講演会に先立ち、小田原市遺族会は6月18日、市内の忠魂碑を慰霊巡拝した。
当日は同会支部長ら23人が酒匂や国府津といった、川東エリアなど、14カ所の忠魂碑を回った。訪問先では、各地区の支部長が犠牲者の数、時期など、それぞれにまつわる背景を説明。その後、花と線香を手向け、手を合わせた。
石綿会長は「会員だけでなく、(忠魂碑の)近隣住民の方にも参加頂き感謝している。70年の節目を迎えたが、今後も継続的に行っていきたい」と語った。なお、11月には荻窪や早川、石橋など、川西エリアを巡拝する予定だ。
戦後70年 語り継ぐ戦争の記憶
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