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“かまぼこストーリー”結実 児童のアイデアが商品化

社会

公開:2016年3月26日

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児童考案の商品が次々と売れた
児童考案の商品が次々と売れた

 かまぼこを使った新メニューを小学生が考え、店主が形に。それを子どもたちが消費者へ届ける―。ストーリーのある商品が3月17日にハルネ小田原で販売され、にぎわいを見せた。

 ハルネの店舗「かまぼこ本陣」で限定発売されたのは、三の丸小学校4年1組の児童たちが考案した『かまぼこチーズフライ』と『かまぼこのりチーズフライ』。かまぼこ店・鱗吉(うろこき)の田代守孝さん(40)らが調理し、揚げたてが店頭に。5個入り350円で販売され、135パックが売れた。

 東京から観光で来た10代女性は「試食しておいしかったので」とおみやげに購入。松田町在住の蔭谷美晴さん(22)は「フライにしたかまぼこは初めて。新たな発見」と頬を緩ませた。

プロジェクトは1年

 商品販売までには、1年を要した。今年度の総合学習で、『小田原の魅力を伝える』をテーマにした同クラス。かまぼこづくりを体験し、若手経営者らが中心の「かまぼこ通り活性化委員会」に商品化への協力を求めた。家族や知人を対象に消費者ニーズを探り、調理実習も2回。原価や売価、ターゲットを絞った商品開発を進めてきた。

 当日に販売員を務めた亀川楓太君は、「お客さんがおいしいと言ってくれうれしかった」。かまぼこが大好きという梅田玲奈さんは、「もっと多くの人に知ってほしい」と語った。児童の想いに応えた田代さんは「みんな本気だった。今回のアイデアを参考に、継続販売できるものを作れれば」と今後の可能性に触れた。

桜まつりでも販売

 今週末に城址公園二の丸広場で開催される「かまぼこ桜まつり」の会場でも、児童が考えた『かまピザドッグ&特製かまぼこピンチョス』が販売される。26日(土)のみ、午前10時から限定50個。27日(日)までの桜まつりでは、地元かまぼこ店の商品が一同に並ぶほか、ききかま大会や板積み競争なども行われる。

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