木やりが響き、100人以上の手締めに見送られ、トレーラーに積まれた4本の木材がゆっくりと鳥居をくぐった―。
報徳二宮神社で4月15日、春の例大祭が行われ、創建120周年記念事業の一つとして新設する、神社表参道鳥居の御用材の披露目が行われた。
材は昨年12月から今年3月まで4回にわたり、市内久野の辻村山林で伐採された、樹齢300年ほどの杉。鳥居上部の笠木に使われる杉は直径1m超、重さ4・2トンで、御用材を4本合わせると約15トンにもなる。
御用材は25トントレーラーに積まれた状態で、神社の駐車場に展示。例大祭終了後、御祓いを受け、一次製材のため、愛知県弥富市に向かって出発した。国内最大級の製材機を持つ(株)ヤトミ製材で面を落とし、角材の状態になって小田原へ戻って来る。
同神社では2015年4月、伊勢神宮から譲り受けた古材で城址口に鳥居を建立。小田原の木や神社の歴史を広く伝えようと、市民の参加を募り「みんなの鳥居プロジェクト」を発足し、鉋削り体験などのワークショップを開催してきた。
表参道鳥居は17年秋の完成予定で、同神社では今回も市民が木に触れる企画を行う。
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