「続100名城」に石垣山城 日本城郭協会が発表

文化

掲載号:2017年4月15日号

  • LINE
  • hatena
石垣山城の二の丸跡
石垣山城の二の丸跡

 日本城郭協会(東京都品川区)が4月6日に発表した「続日本100名城」に、小田原市早川の石垣山城が選ばれた。2006年発表の「日本100名城」には小田原城が選定されており、一般にも広く知られる”お墨付き”の名城が市内に2つとなった。

 石垣山城は、1590(天正18)年に豊臣秀吉が北条氏攻めの本陣として築いた、東日本初の総石垣の城。築城過程を隠し、一夜にして姿を現したという言い伝えから「一夜城」の名前でも知られる。1959年には国指定史跡に指定されている。

 続100名城は、前回選定に入っていない城郭が対象。同協会が昨年7月から全国の城郭ファンらにホームページや催しなどを通じて呼びかけたところ、約500城がリストに上がった。

 その中から専門家が227の最終候補に絞り、3月末の最終選考会議で【1】優れた文化財・史跡【2】著名な歴史上の舞台【3】時代・地域の代表という基準に基づき100城を決定した。今回新たに選ばれたのは、鶴ヶ岡城(山形)、品川台場(東京)、金田城(長崎)など。神奈川県内からは小机城(横浜市)も入った。

 石垣山城の史跡を含む石垣山一夜城歴史公園では、「野面積み」という形式の石垣が築城当時の面影を残した状態で見ることができる。同公園を管轄する小田原城総合管理事務所では「築城された年代も明確で城郭史上でも価値が高い。今後、石垣を見せるような草刈りや木の手入れをしていきたい」と話した。

 今後注目されるのは、スタンプラリーの実施だ。前回の100名城選定後に城をチェックポイントとして提唱され、全国に多くの愛好者がいる。同協会では、新100名城版スタンプラリーについて「城郭側の理解や協力を得て実施する予定。時期は早くて今秋、来年にずれ込む可能もある」と話す。同管理事務所では「2つの城を目当てに小田原への来訪者が増えるのでは」と期待を述べた。

「小田原城」入場者が最多更新

 小田原城は、昨年5月1日のリニューアルオープンから今年3月末までの2016年度天守閣入場者数が、77万5406人に到達。実質11カ月間しかなかった16年度だが、1963年の年間入場者58万8740人を大幅に上回り、過去最高記録を更新した。桜の花見客も訪れた4月7日には、リニューアル以降の累計入場者数が80万人を突破した。=中面に関連記事(タウンレポート)
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

「近隣からの来訪者」目立つ

箱根町GW観光客

「近隣からの来訪者」目立つ 社会

宿泊施設、厳しさ変わらず

5月15日号

五輪選手3人の企画展

小田原高校同窓会

五輪選手3人の企画展 スポーツ

ゆかりの資料も展示

5月15日号

自然と調和、新観光名所へ

湯河原町万葉公園

自然と調和、新観光名所へ 経済

リニューアルオープン

5月8日号

新たな学力調査導入

小田原市

新たな学力調査導入 教育

個人の「のび」、意欲に着目

5月8日号

「スーパーシティ」に名乗り

小田原市

「スーパーシティ」に名乗り 社会

国の公募、特区指定目指す

5月1日号

根府川関所址を後世に

根府川関所址を後世に 文化

地元有志が石碑を建立

5月1日号

あっとほーむデスク

  • 5月15日0:00更新

  • 4月24日0:00更新

  • 4月17日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

透明水彩で描く風景画

「楽の会」主宰・鈴木文隆さん

透明水彩で描く風景画

5月19日からNEW新九郎で個展

5月19日~5月24日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年5月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter