小田原市老人クラブ連合会(杉崎勲会長=人物風土記で紹介)が10月19日、京都市で開催された全国老人クラブ大会で「優良郡市区町村老人クラブ連合会」として厚生労働大臣表彰を受賞した。
同会は60歳以上の高齢者を対象に、豊かな人生を送るために、ボランティアやレクリエーションなどの活動を行う組織。地域の高齢者宅を定期訪問する見守り活動、環境美化活動、多世代交流の取り組みなどが評価されて今回の受賞に至った。県内に31ある市町村の老人クラブでは4例目。
5年前に始まった見守り活動について杉崎会長は、「『まだ帰らないで』と引き止められることもあるほど、週1度の訪問を楽しみにしてくれる人が増えた。活動が発展して、ゴミ出しや庭木の手入れなどの手伝いを始めた地域もある」と成果を語る。
一方、高齢化に反して会員は減少傾向。役員の成り手不足などが要因として考えられるというが、「時間的な余裕のある高齢者は、地域コミュニティの中枢になる存在」として、入会を呼びかけている。
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