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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2017.12.09

3月から足柄平野走る
ロマンスカー「GSE」

  • バラにちなんだ色「ローズバーミリオン」をまとった車体

 小田急電鉄(株)が12月5日に新型ロマンスカー70000形・GSE(7両・定員400人)を相模大野の総合車両所で発表した。

 新造車体のデビューは約10年ぶりで、デザインを担当したのは白や青のロマンスカーや、箱根登山電車の新型などを手掛けた建築家の岡部憲明氏(70)。スモークとともに登場した力作を前に「抽象的なボディにこだわった。沿線の皆様には流れるような美しさを感じてほしい」と話した。

 展望車は景色を楽しめるよう座席上の荷棚をなくし、窓のサイズを拡大。車両の振動を抑える装置を備え、乗り心地も向上しているという。愛知県の工場で建造し県内に運び込んだ。

 新型導入の背景には1980年から走る朱色の「LSE」が更新時期に差し掛かっている事もある。新型はもう1編成が建造中で、初運行は来年3月中旬の予定。観光用だけでなく、通勤時間帯の「モーニングウェイ号」としても使われる。

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