市内久野の山田博さん(73)によるドローンを使った上空からの写真が、地元のイベントや建設現場などで喜ばれている。
山田さんがドローンに興味をもったのは一昨年の11月。肺炎で入院中にドローンの本を読み、さっそく注文した。もともと無線飛行機の操縦が好きで、趣味歴は50年。ドローンは機体と操作端末を接続する初期設定に苦戦するものの、「操縦はラジコンに比べてとても易しい」と話す。タブレット端末でドローンの高度、位置、カメラの角度を操作。ボタン一つで静止画と動画が切り替わり、2000万画素の静止画と4Kの動画撮影ができるという。
平日は精密装飾加工を得意とする久野の金属部品加工・製造会社(有)山水製作所の社長として、週末はドローン撮影に大忙しの山田さん。12月2日には紅葉を求め、南足柄市の森と水の公園へ。冬晴れの空にドローンを飛ばし、タブレットに映し出された地上の映像を覗き込むと、「普段見慣れていない風景をみることができて楽しい」と醍醐味を語った。知り合いから頼まれれば快く撮影に応じる山田さん。「みんなが喜んでくれてうれしい。これからも、きれいな写真を撮って地域の活動を応援していけたら」と笑顔で話した。
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