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公開日:2018.01.20

バスケットボール
ウインター杯で活躍 恩返し
白山中出身の大原瑞生君

  • ディフェンスの読みとシュート力に定評がある大原君

 白山中学校出身の大原瑞生君(3年)が通う、厚木東高校バスケットボール部が、昨年12月、東京体育館で行われたウインターカップ2017に初出場した。

 全国から男女各50チームが集う、夏のインターハイと並ぶ大会。同部は昨年のインターハイにあと一歩届かず。9月に行われたウインターカップ県予選で初優勝し、全国ベスト8を目標に猛練習に励んだ。

 初戦は高岡第一(富山)と対戦。大原君が3ポイントシュートでファウルをもらい、フリースローも決めて4点プレーで一気に流れを引き寄せる活躍。チームは勢いに乗り86-64で勝利した。

 2回戦は鹿児島代表・県立川内(せんだい)戦。厚木東の得意とする早い展開に持ち込めず、ペースを乱された。僅差の試合で永田雅嗣郎(まさしろう)監督は、最後に「苦しい時こそ”思い”のある3年生に」と、コート上をすべて3年生に。采配が的中し「経験と思いの強さの差」で73-68で逃げ切った。

 3回戦の八王子学園八王子戦も、勢いそのままに勝利。準々決勝は目標としていたメインコートで、夏のインターハイ優勝の強豪、福岡大学附属大濠と対戦した。「大きくって上手い」相手に苦戦。パスワークやミドルシュート、1対1などさまざまな角度から得点を狙い食らいつくが、65-98で敗退しベスト8となった。「負けは悔しいが、目標を達成できてよかった」と大原君は振り返る。

恩師の教え

 厚木東高校では県選抜メンバーが揃うチームの中、大原君はインターハイ予選後から出場機会を得て、活躍した。教え子の奮迅に「監督冥利に尽きる」と話す、白山中時代の松澤俊介監督も、大原君の晴れ舞台を観に来ていた。直接話す機会こそなかったが、本紙取材に大原君は「中学時代は仲間を頼れなかった。高校に入ってからはチームのみんなを考えてプレーし、当時学んだことを活かして頑張れた。結果で恩返しできただろうか」と思いを寄せた。

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