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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2018.01.27

神奈川がんばる企業
コイワイが「エース」に認定
新技術で医療・宇宙にも

  • 黒岩祐治知事から認定証を受け取る小岩井社長(右)

  • 脊椎インプラントなど、医療分野でも活用される鋳造技術

 神奈川県は12月、県内46社を「神奈川がんばる企業」として認定した。小田原市内からはアタカプランニング(株)、(株)コイワイ、志村屋米穀店が選ばれた。そのうち10社が選定される「神奈川がんばる企業エース」としてコイワイが市内で唯一認定された。

 がんばる企業とは、新サービスの提供等でビジネスモデルの革新を成功させた企業を公募し、「年率3%以上の付加価値額の増加」などの要件を満たすことで認定される制度。そのなかで、ビジネスモデルの独創性や地域への貢献度等が特に優れている企業が「エース」として選定される。

 コイワイは鋳造技術により、自動車産業を中心とした金属部品を製造する企業。1973年に秦野市で創業し、2012年に市内羽根尾に本社を移転した。07年に3Dプリンターを導入以降は複雑な構造をもつ製品の製造も手掛け、その技術は脊椎インプラントなど医療分野や航空宇宙分野にも活用されている。

 こうした新技術の確立は若い世代の注目も集め、課題だった後継者の育成・確保や作業環境の改善につながったことなどが、エースの認定につながったとされる。小岩井豊己社長は、「小田原から世界市場を視野に事業展開し、さらに女性や高齢者、ハンディをもった方でも働ける環境を整備することで、地域とのコミュニケーションも図りたい」と今後について話していた。

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