前線を伴った低気圧の影響で1月22日から23日未明にかけ、4年ぶりの大雪に見舞われた県内各地。24日以降は非常に強い寒気が流れ込み、気温の低い日が続いた。小田原市では26日、小田原城址公園のお堀の水が凍った。27日には観測史上6位となるマイナス5・6度の低気温を記録した。これまでの最低気温は1984年のマイナス8度。
夕日の滝は銀世界に
南足柄市の観光名所・夕日の滝(落差23m・幅5m)では滝が凍り、観光客の目を楽しませている。
雪は溶けずに残り、今も銀世界が広がる(31日現在)。雪景色と凍てつく寒さに包まれる滝つぼの前は、絶好の撮影スポットに。26日、中井町から訪れた男性は「このところの寒さで『ひょっとしたら凍っているかも』と思い、来た。それにしても寒い」と話した。
横浜地方気象台は30日、「長期間の低温に関する神奈川県気象情報第1号」を発表。24日から29日までの平均気温(度)が平年を3度前後下回ったと報告した。2月中旬頃までは寒気の影響で、気温の低い状態が続く見込みだ。