小田原版 掲載号:2018年3月10日号
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ラテン野球から学ぶこと 阪長さんが小田原で初講演

スポーツ

講師を務めた阪長さん
講師を務めた阪長さん
 「ラテンアメリカ野球から学ぶ、選手指導・育成研修会」が3月3日、県立体育センターで行われ、県西地区の小中学生の野球指導者約20人が参加した。講師を務めた阪長(さかなが)友仁さん(36)はスリランカやタイのナショナルチームなどのコーチを務め、ドミニカ共和国で野球指導法の調査・研究を行い、2015年には横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手のウインターリーグ出場を現地でサポート。現在もドミニカに出向き、指導にあたるとともに大阪府の小中学生の硬式野球チーム「堺ビッグボーイズ」でもコーチを務める。

 「皆さん、ドミニカに行ったことはありますか」。講演でそう切り出した阪長さん。人口約1000万人のドミニカ出身のメジャーリーガーが昨年は151人プレーしていることに対し、日本人はわずか8人だったことに触れ、「すべてがそうではないが日本は小中高での過度な練習で、その後の選手生命を脅かすケガを負うリスクを高めてしまっている」と話した。

 ドミニカの子どもたちは対照的に自由に野球を楽しみ、三振やエラーもおかまいなし。投手はストライクゾーンに投げ、打者はフルスイングに徹するなど細かな練習はしていないという。阪長さんは「何を目的に野球をするのか。日本人にもできる」と力説。「野球離れ」が叫ばれる今、堺ビッグボーイズでは「意味のない声出し」「多量のノック」「投げ込み」「走り込み」などを練習メニューから排除し、子どもたちがプレーしやすい環境作りに取り組む。

 これにより全国大会2度の優勝経験を持つチームの勝利数は減ったが部員増につながっている。「短期的な結果にこだわらず、練習を楽しめる環境作りが大切。野球を通じて、発想力や創造力を身につけてもらいたい」と訴えた。

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