三の丸小学校(長澤貴校長)6年3組の児童らが3月2日、同校アリーナで全校児童に向けて「人口改善プロジェクト」の発表会を行った。「小田原の未来を守る」をテーマに、総合学習の授業で取り組んだ研究成果をポスターや模造紙、スライドなどにまとめて披露。現状や調査内容を分かりやすく伝えるため、劇での発表も行った。
人口減少と合併、地元の仕事の魅力、観光の魅力、子育てなど7つのグループにわかれ、市職員や学生、町の人たち、観光客などに調査。現状を把握した後、グループごとに人口減少改善への策を考え、まとめた。現状を伝えたうえで「小田原の魅力を発信する」「子育てしやすい環境をつくる」「住みたくなる町をつくる」などの意見が述べられた。
各グループの調整役として活動した実行委員の一人、米沢杏依美(あいみ)さんは「みんなでアイデアを出し合って作り上げた。もっと多くの人に小田原の状況を伝えていきたい」と語った。
担任の山崎克洋教諭は「子どもたちがテーマ決めから全てを作り上げた学習。小田原の現状を知り、伝えたことで、今後、自分に何ができるかを考えていってもらえれば」と話した。