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猛暑の夏、観光に影響 天守閣は30%減

社会

公開:2018年9月15日

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暑さで人影もまばらな天守閣前(7月23日)
暑さで人影もまばらな天守閣前(7月23日)

 猛烈な暑さに見舞われた今年の夏。小田原市の観光も影響を受けた。7月・8月の状況を取材した。

 例年夏休み期間に観光客が多く訪れる「小田原城天守閣」の入館者は2カ月で前年比約30%減少した。管理する市観光協会によると、2年前のリニューアル効果が落ち着いたこともあり、夏までの数カ月は前年比15%減程度で推移。猛烈な暑さが始まった7月中旬以降に大きく落ち込んだという。昨夏のピークはお盆期間の土日(8月12日・13日)で、1日あたり五千人以上だったが今年は3千人台前半にとどまった。「天守閣の中はエアコンが効いて涼しいが、城址公園への来園者自体が少なかった」と話した。

 久野の公園「わんぱくらんど」では、数字が把握できる駐車場利用台数が2カ月で約8500台と約30%減少した。4月に市外利用者の駐車場料金(普通自動車)を510円から1000円に値上げしたこともあり単純比較はできないが、同園担当者は「猛暑や台風、雨、駐車場代それぞれの影響があると思う。特に晴れた日は人が少なかった」と話した。

 市内の海水浴場は、台風の高波による影響等があったものの来場者は伸びた。御幸の浜では2年ぶりに1万人台を回復。江之浦は300人余り増え約2100人だった。

 横浜地方気象台の統計によると、小田原市内の7月・8月の「猛暑日(最高気温35℃以上)」は4日で過去10年の平均(3・5日)と大きな差はない。一方、「真夏日(同30℃以上)」は50日あり過去10年で2番目、「33℃以上」でみると26日で最多だった。

 市内の熱中症による救急搬送件数は2カ月で134件と昨年の2倍以上だった。飲料を取り扱う業者では水やスポーツドリンクを中心に「前年より1割ほど取扱量が増えた」という。

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