「小田原鉄道歴史研究会」(小室刀時朗(としろう)会長)が10月3日(水)〜8日(月)、おだわら市民交流センターUMECOで「第10回鉄道資料展」を開催する。10回目を記念した特別展示も企画している。
鉄道愛好家が集まり2009年に発足した同会。現在の会員は9人で、「西湘地区の鉄道の歴史」を基本テーマに写真、書籍、模型などそれぞれの活動に取り組んでいる。その成果の発表の場が「資料展」だ。
会場には、箱根登山鉄道や箱根町立郷土資料館の協力を受けて集めたもの、会員所蔵の貴重な資料や写真、絵葉書などを展示。また箱根登山鉄道で約100年前に使用されていたレールや、旧小田原駅舎に設置されていた避雷針も並べる。
発祥の地へ「里帰り」
同会では、小田原ゆかりの鉄道の「里帰りプロジェクト」にも取り組んでいる。今回特別展示する新幹線0系の「光前頭オオイ」はその第1弾。特徴的な丸いフォルムで「団子鼻」とも呼ばれる先頭車両の丸いカバーの部分だ。鳥取県の鉄道会社が保管していたものを、鉄道関連の団体から情報を得て譲り受けた。新幹線は開業前、鴨宮駅近くの線路で試験走行をしており同駅には「新幹線の発祥地」の記念碑もある。
プロジェクトでは、箱根登山鉄道の木造車両や長崎市にある同鉄道の旧車両を保存したい思いもある。小室会長が「問題は資金と保存場所ですね」と言う通り、実現にはこれからの部分も多いが一歩ずつ進んでいくつもりだ。資料展は会議室7で午前10時(初日午後1時)〜午後7時。入場無料。(問)小室会長【電話】070・6645・5877へ。
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