第73回国民体育大会(福井県内で10月上旬)陸上競技で相洋高校のクレイアーロン竜波君が少年男子800mで昨年に続く連覇、少年女子400mで高島咲季さん(ともに2年)が初優勝を果たした。
夏の高校総体の主役たちが国体でも実力を果敢に発揮した。
「予選でベストが出るとは思っていなかった」とクレイ君は振り返るも予選で高校2年生記録を更新する1分49秒86の好タイムをマーク。決勝では1分52秒74とタイムは伸びなかったが、圧巻の走りを見せ、大会連覇を果たした。「優勝を狙って挑んだ大会だったので、その通りの結果が出せてよかった」と笑顔を見せた。
直後の記録会で高校新
福井から戻り、神奈川から相洋のユニフォームに着替えて臨んだ10月14日の秋季新潟県記録会(デンカビッグスワンスタジアム)の800m。社会人、大学生との凌ぎを削ったレースとなったが、高校記録を4年ぶりに更新する日本高校新記録1分47秒51を叩き出した。ついに、名実共に高校歴代ナンバーワンの座につき、「普通にうれしいです」。シンプルに聞こえるが掴んだ確かな手応えを自信に変え、この先のレースへ向かう。「日本選手権まではスピードを重視し、そこから駅伝シーズンに入るので、長距離モードに切り替えていきたい」。さらに勢いを増したクレイ君から目が離せない。
決戦直前の食事改善
高島さんは「(相洋高陸上競技部の)憧れの先輩」と語る青木りんさん(東邦銀行所属)と共に大会に出場。レースへの臨み方や直前の食事などのアドバイスを受けた。
準決勝と決勝では、数ある食品から「バナナを食べて挑んだ」という。夏のインターハイまではレース直前の食事に悩んでいたというが、青木さんの助言を受け「優勝できたのはバナナの効果もあったのかな」。決勝タイム54秒61での大会初優勝に笑顔を見せた。
2人は10月27日から北九州で開催される日本陸上競技選手権リレー競技大会にも出場する。クレイ君は「目の前の大会を一つひとつ勝っていきたい」と決意。高島さんも「追われる立場になってプレッシャーや焦りもあるが、それに負けないように落ち着いて自分の走りをしたい」と話した。
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