11月10日(土)に横浜市内で開催される「神奈川県高校生コマ大戦」に、小田原城北工業高校の新機械技術部が出場する。
真鍮、アルミ、ステンレス、鉄のいずれかを材料にした自作のコマを直径約30cmの土俵上で回し、相手より長く回り続けることを競う競技。中小製造業の活性化を目的に始まったもので、高校生を対象にした大会は今回が初めて。
出場するのは、金松倖平君、佐々木求貴君、高中蒼平君の3人で、いずれも1年生。橋本裕太顧問のもと、「直径20mm以下・高さ60mm以下」という規定サイズ内でいかに当たり負けしない強いコマが製作できるか研究を重ねてきた。
佐々木君は、比重が大きく長い回転時間が期待される真鍮を材料に選んだが、耐摩耗性に劣る特性を考慮して芯部分には鉄を使用。「小さいけれど、工夫のしがいがあって楽しい」とコマづくりの魅力を話す。また、橋本顧問は「どんなに良いコマも、緊張でうまく投げられなければ台無し。そのあたりも練習を積まないと」と大会に向けて指導にあたっていた。