地域の声に官民がタッグ マロニエに公園完成

社会

掲載号:2019年1月26日号

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完成を待ちわびた子どもで賑わう
完成を待ちわびた子どもで賑わう

 川東タウンセンターマロニエ敷地内の広場に「マロニエふれあい公園」が整備され、1月17日に完成記念式典が開かれた。市内最多の人口を有する下府中地区の念願で、市として公園の新設は9年ぶり。

 下堀、中里、矢作、鴨宮、大道など11単位自治会で構成される下府中連合自治会(秋山榮太郎会長)は、市内最多の約1万6千人を抱える。子育て世代も多く居住する地区だが、地区内の公園は3カ所。子どもの遊び場だけでなく、地域のイベント会場としても重宝する公園の整備は同会にとって長年の懸案だった。

 そこで2017年9月、秋山会長ら同会が、マロニエの芝生広場を利活用した公園整備を市に依頼。これを受け、市は事業予算として240万円を確保した。

 しかし、整備費として十分な金額ではなく、市は昨年4月に「遊具寄附のお願い」を広報おだわらなどに掲載。これに地元企業など12社が応じ、遊具やベンチ、テーブルなど数百万円以上を寄付したほか、隣接する小田原ダイナシティが連絡通路の整備を行うなど、完成には民間の力も大きかった。市みどり公園課によると、「行政と企業が一体となって公園整備を手掛けるのは、とても珍しいケース」という。

市民憩いの場にUDも採用

 マロニエの北側に位置する公園の敷地面積は約1200平方メートル。滑り台、一人乗りの回転遊具2台、テーブルセット3組、ベンチ9基などを備え、テーブルは車いすでも利用できるユニバーサルデザイン(UD)が採用された。

 また、遊具の一部には小田原産の木材を使用。敷地の一角には、昨年秋にラグビー豪州代表が使用した城山陸上競技場の天然芝を移植した。星、虹、太陽などが描かれた公園の特徴でもある色鮮やかな5基のベンチは、下府中地区の子どもら32人が手掛けたものだ。

 1月17日に開かれた完成記念式典で秋山会長は、「地域と企業が一体となった公園。花見や地域の祭りなどでたくさんの人が集まる場所になるといい」と話し、「今後の管理などは自治会が責任を持って行いたい」と関係者らに伝えた。

 同園の名称は下府中小の児童221人から募ったもので、150通の応募の中から西本渚さん(5年)が考案した「マロニエふれあい公園」に決まった。西本さんは「友達とたくさん遊んで、色々な人と触れ合える公園になったらいいと思います」と話した。

 市が行う公園の新設は2010年のわんぱくランド(市内久野)以来。市は、「老朽化する遊具の交換も順次行い、地域の皆さんが親しみやすい公園を整備していきたい」と話した。

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