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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2019.02.09

仲間たちが褒章を祝福
保護司の渡邉俊之さん

  • 孫から祝福を受ける渡邉さん(右から2人目)

 2018年秋の叙勲・褒章で瑞宝双光章を受章した渡邉俊之さん(73・酒匂在住)の祝賀会が1月26日、報徳会館で開催された。

 渡邉さんは神奈川労働基準局に勤務する傍ら、21歳の時に非行少年らの立ち直りを支援するBBS会へ入会。37歳からは保護司となり、現在まで30年以上にわたって更生保護活動に従事している。

 保護司として接する相手は、犯罪歴や年齢もさまざま。面談時には固く心を閉ざしている者もいるが、そんな時は一緒にラーメンをすするなど無理強いはせず、そっとそばに寄り添うのが渡邉さんのスタイルだ。

 祝賀会には保護司仲間や地元選出議員のほか、高校時代の恩師ら約150人が出席。あいさつに立った渡邉さんは、「50年前、人生をどう生きるか考えていた時、書店で手にとった本でBBSを知った」と活動の経緯を振り返り、「更生保護活動を通じて私自身も発見や学びが大きかった。受章は仲間がいてこそのもの」と感謝を述べた。

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