小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2019.05.25
樹木葬「合同法要」、厳かに
熱海市泉の保善院
1441年に創建された曹洞宗・保善院(熱海市泉136の1)で5月18日、合同法要が行われ、50人以上が参列した。
豊臣秀吉が小田原攻めの時に下した三カ条の禁止令は「保善院文書」として史家に知られ、梵鐘や銅造延命地蔵菩薩像など多くの文化財を所有する同院。今年1月、境内に「いずみの郷ゆがわら樹木葬墓地」(162区画・湯河原石材(株)施工)が誕生し、この日、初めての合同法要が行われた。
庭園を思わせる墓苑には地元産・本小松石を使用。50年間は個別区画に埋葬され、その後、観音様のもとの納骨施設で自然に還り、永代にわたって供養してもらえる。毎年合同法要が行われるため、後継者がいない、子どもに負担をかけたくない等、悩みを抱える人たちの申し込みが多く、既に残り区画は半数となっているそう。参列者からは「自然の中で行う法要は初めて。すごく良かった」「永代で供養してもらえるから安心」といった声が聞かれた。西有善裕住職は「縁あって隣り合う皆さんには仲良くしてほしい。末永くよろしくお願いします」と語った。
墓苑に関する問い合わせは【電話】0120・941・940湯河原石材(株)へ。
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