小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育
公開日:2019.06.01
学校広報紙県審査会
4つの小学校に奨励賞
新玉・芦子・足柄・箱根の森
神奈川県PTA協議会による学校広報紙の審査会が5月に行われた。
全国小中学校PTA広報紙コンクールの県予選にあたるもので、政令市を除く市町村から58校の作品がエントリー。審査の結果、1市3町からは小田原市の新玉小、芦子小、足柄小、足柄下郡の箱根の森小が奨励賞を獲得した。各地区の審査会を通過した三の丸小、酒匂中、城北中、仙石原小の作品が出品されたが、受賞はならなかった。
隣の朝ごはんは?
先立って3月に行われた小田原市の審査会では、34作品から芦子小=写真上=と新玉小=写真下=が最優秀賞に選ばれた。
芦子小の広報紙『井堰』では、朝ごはんを特集。広報委員などから募ったある朝のメニューを写真入りで紹介し、これをもとに同小の栄養士が理想的な朝食について解説する内容だ。たとえば、惣菜パンと鯖缶の「調理をしないメニュー」に対しては、「何でもしっかりやろうと思うと大変。文明の利器は大いに活用すべき。野菜をつけるなど組み合わせを工夫して」といったアドバイスが加えられている。
普段知り得ない各家庭の食事情にスポットを当てた理由について、「慌ただしい朝の時間帯で食事にどれくらい手をかけるべきか、あるいは手を抜いても良いのか。明らかにすることで安心感につながればと思いました」と前委員長の城田真由美さん。主婦の視点を紙面づくりに生かした。
保護者が知りたいこと
「お母さん方が何を知りたいのか?」を情報収集したうえで、通学路の交通安全マップを特集した『広報あらたま』(新玉小)。学区内で注意が必要なスポットだけでなく、地域で児童を見守るボランティアスタッフを写真入りで紹介した。
仕事との掛け持ちで広報委員を務めるPTAが多く、やりとりには主にメールやSNSを活用。忙しいなかでも、「やるからには読んでもらえるものを作ろう」と一致団結し、取り組んできた。
地区体育協会会長や連合自治会長へのインタビュー企画もあり、前委員長の木村佳代さんは「先生と深く交流できただけでなく、学校を取り巻く人たちとのパイプもできた」と一年間の活動を振り返った。
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