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地元客から閉店惜しむ声 美濃屋吉兵衛商店 破産手続き

経済

公開:2019年6月1日

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小田原市栄町の店舗。閉店を知った常連客が訪れた=5月27日
小田原市栄町の店舗。閉店を知った常連客が訪れた=5月27日

 水産練り物製造販売の美濃屋吉兵衛商店(小田原市成田、鈴木貴代美社長)が5月22日までに破産手続きに入った。東京商工リサーチによると、同社は5月20日付で事業を停止し事後処理を弁護士に一任、破産手続きに入った。負債総額は不明(5月29日現在)。

 同社は創業450年以上の小田原を代表する老舗。1982年にはかまぼこなどが皇室献上品に選ばれ、ピーク時の92年には売上高22億円超を計上していた。企業のギフト需要減少や個人消費の落ち込みなどから2015年1月に民事再生法の適用を申請したが、同3月に取り下げた。

 16年9月、旧会社から会社分割を受け、従業員が転籍し事業を継続。一般小売りや催事販売も手掛け、17年1月期は約4億円を計上していた。しかし金融機関からの資金調達が制限を受けるなか、販売不振が続き、今回の措置となった。

 市内栄町の店舗は5月31日まで営業を継続し、常連客らがなじみの味を買い求めていた。27日に来店した南足柄市在住の女性(62)は、「盆暮れの贈り物はいつも美濃屋さんで買っていた。自分でも好きでよく食べていたので寂しい」と閉店を惜しんでいた。

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