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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2019.06.01

お玉さんをしのぶ
観音堂で法要

  • 焼香する住民ら

 江戸時代、関所破りをして処刑された「お玉さん」と東海道の旅の途中で亡くなった人たちの霊を供養する法要が5月23日、箱根町元箱根の興福院(山田昭信住職)で行われた。お玉観音奉賛会(杉山昌夫代表)が毎年、お玉さんの命日にあたる日に執り行い、今年で15回目。地元の住民や箱根幼稚園の園児ら約40人が参列し、手を合わせた。

 東海道箱根宿関所史料集に収められている「山田弥一左衛門日記」によると、お玉さんは現在の南伊豆町大瀬出身。江戸の奉公先から逃げ出し、故郷に帰ろうと箱根関所を抜けようとしたが失敗、2カ月投獄された後に死罪になった、と記される。

 法要後には関所400年を記念し関所館長大和田公一さんによる講演会も。大和田さんは「江戸時代に、お玉さんのような悲しいできごとがあったことをこの機会に知ってもらえれば」と話した。

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