小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日：2019.06.29
外国人にレアな観光案内
佐々木ジュディスさんが企画
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絵馬に筆で願い事を書く姿を見守る佐々木さん（左）
スイス出身の佐々木ジュディス（旧姓レンヘル）さん（33）が企画する外国人観光客向け観光ガイド「ローカルジャパン」が、４年目を迎えた。ホームページで小田原や箱根の隠れた観光スポットや伝統文化を発信するほか、多い時は月に10件のプライベートツアーを英語とドイツ語で行っている。
佐々木さんはスイスと日本の商工会議所によるプログラムを通じ、２０１３年に奨学生として来日。日本語学校を経て、報徳博物館で二宮尊徳の思想を学んだ後、報徳会館のフロントの仕事に励みながら日本の伝統的な考え方や文化、神道への関心を深めていった。
報徳二宮神社を拠点に歴史ある建物やお店、街並みなど、２時間から１日のツアーを企画している佐々木さん。６月17日に２時間のツアーに参加したアメリカ人のヘザー・トンプソンさんは、参道を歩きながら鳥居や狛犬、境内の説明を聞いた後、神社を正式参拝した。日本各地の神社をめぐっているトンプソンさんだが、英語で詳しく案内してもらえるガイドはこれまでなく、「たくさん説明してもらえて、すごく楽しい」と声を弾ませた。ツアーの最後には筆で絵馬に願い事を書く体験にも挑戦した。佐々木さんは「お客様の関心はさまざまなので、質問はいつも同じではない。どんなことにもすぐに答えられるように、日々勉強しています」と話している。
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