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小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育

公開日:2019.07.13

足裏から広がる世界
健康法伝える山崎さん

  • 施術する山崎さん

 足を観察する事で身体の状態を把握し、揉みほぐす事で全身機能を活発化させる「足心道」。家庭で誰もが気軽にできる健康法として昭和初期に創立され、現在全国で190人が指導員として活動している。小田原支部長を務める山崎成子さんも、そんな足心道に魅せられたうちの一人だ。

 母親が創始者に師事していた事から、子どもの頃から病気の際には足を揉む環境で育ったという山崎さん。それまで「父親が3度ガンを克服する姿を目の当たりにしてきた」という。自身は、先天性の心疾患を抱えて産まれた娘を前に、不安と戦いながら懸命に足裏を刺激しつづけた。家族が病を乗り越えていく経験を通して手技の可能性を実感し、「足心道を広められたら」と普及に尽力するようになって約30年になる。

 7月5日にはおだわら市民交流センターUMECOで無料講習会を開催し、定員を上回る80人以上を集めた。来場者は輪になり、自分の足裏を刺激する講座に参加。「身体が温まった」「家族とスキンシップにもなる。子どもたちにしてあげたい」と感想を述べていた。

 山崎さんも毎晩、夫と足を刺激しあってから就寝するのが日課だ。普及活動は海外にまで及び、ボランティアでカンボジアの小学生たちに足心道を教えている。「どこの家庭でも、足を揉みあう姿が見られるのが夢ですね」とほほ笑んだ。

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