9月28日(土)から10月8日(火)まで茨城県で開かれる「第74回国民体育大会」に、小田原ゆかりの選手・監督8人が出場する。神奈川県代表として、陸上競技と相撲競技で日本一をかけた戦いに挑む。
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陸上競技には、松下祐樹さん(ミズノ・小田原高卒)が成年男子400mH、山内愛さん(長谷川体育施設・城北工高卒)が成年女子やり投に出場する。リオデジャネイロ五輪に出場した経歴をもつ松下さんは、「今回は東京五輪に向けた大事な大会。世界陸上を逃した悔しさをぶつける」、10回目の国体出場となる山内さんは「記念すべき10周年、記録と順位を狙って神奈川に貢献したい」とそれぞれコメントを寄せた。
相洋高校からは川崎夏実さん(3年)が少年女子A400m、安井麻里花さん(1年)が少年女子B100mと同100mHにエントリー。怪我を乗り越え、走れる喜びを胸に挑む川崎さんは、400m3本を戦い抜く体力を取り戻したベストな状態に向け、調整を重ねてきた。「走れている時の感覚は染みついている。IH(4位)で悔しさも残ったが、もう1回戦えるチャンス。優勝を狙いたい」と前を向く。4種競技で全中を制覇した実力者の安井さんは、直前の県新人100mHで、大会新をマークして優勝するなど波にのる。「強い選手と戦うので楽しみの方が大きい。積極的な走りでベストが出せたら」と意気込む。
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相撲競技少年男子には、旭丘高校から野地嵩良さん(3年)、ムンクジャルガルさん、オチルサイハンさん(共に2年)が出場。同校相撲部の岸田光弘顧問が監督を務める。同部から3人の国体選手が出るのは6年ぶり。
184cm・135kgと恵まれた体格を生かした相撲が持ち味のオチルさんは「いつも通りやるだけ」ときっぱり。徐々に大会慣れもしてきたというムンクさんは「ミスをしない、負けない相撲をとりたい」と続けた。高校生活最後の大会となる野地さんは「悔いの残らないよう楽しんで、きっちり勝つ役割を果たしたい」と話し、目標に県勢初となる準優勝を果たした「昨年越え」を掲げた。
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