神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

箱根町 画面タッチで119番 聴覚障害者等の通報に

社会

公開:2019年9月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
NET119の操作画面
NET119の操作画面

 聴覚や言語に障害がある人が、会話などの音声を介さないで119番通報できるシステムを、箱根町が導入した。スマートフォン等の画面操作で通報できるもので、10月1日から運用を開始する。

 導入したのは「NET119緊急通報システム」でスマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末で利用できる。対象は町内在住、在勤、在学者。県内では平塚市や厚木市等が導入済みで、他の市町も2020年度までに導入が予定されている。

 町消防本部では、これまで聴覚障害者等からの通報はファクスで対応してきたが、同システムを利用すればファクスが使えない場所からも簡単に通報できるようになる。

 スマートフォンでの通報手順は、システムを起動して画面に表示される「救急」「火事」「その他」から該当するものをタッチ、続いて通報場所の「自宅」「現在地」、救急の場合は具合が悪いのが「自分」「自分以外」を選択してから「通報」マークをスライドすれば通報完了となる。外出先でもGPSで利用者の通報位置が確認でき、通報後はチャット機能による文字で会話も可能だ。

 システムの利用には事前登録が必要で、氏名や住所、性別のほか血液型や持病、かかりつけの医療機関等も登録できる。

 町消防本部では9月20日、事前登録説明会を開催。参加した83歳の女性は持参したスマートフォンで登録を済ませた後に通報操作を体験し、「今晩から安心して眠れる」と笑顔を見せた。

 運用開始後は、他市町村で同システムに登録した人が箱根エリアで発信した通報も、町消防で受けられるようになる。

 関田和明消防長は、「地域住民の安全安心に加え、箱根を訪れる皆さんが安心して観光や宿泊ができる体制づくりを進めたい」と話した。システムの年間事業費は約300万円。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

甘柑荘が定期公開へ

小田原市板橋

甘柑荘が定期公開へ

「虎に翼」主人公モデルゆかり

4月20日

学生主役のステージ登場

ライブイベント小田原大合戦

学生主役のステージ登場

高校生中心に企画運営

4月20日

県1部昇格を目指す

社会人サッカー久野FC

県1部昇格を目指す

昨年度からリーグに加盟

4月13日

箱根町が先駆モデル地域に

オーバーツーリズム対策

箱根町が先駆モデル地域に

混雑緩和へ、今夏事業開始

4月13日

1市2町でプラスに

公示地価

1市2町でプラスに

バブル期以来の上昇基調

4月6日

新作はMFゴースト版

小田原市マンホールカード

新作はMFゴースト版

市内誘客 人気アニメ活用

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook