小田原・箱根・湯河原・真鶴 スポーツ
公開日:2019.10.12
善戦するも5位
旭丘相撲部3選手が国体出場
10月8日まで茨城県で熱戦が繰り広げられた第74回国民体育大会。相撲競技少年男子の部には、旭丘高校から野地嵩良さん(副将/3年=写真)、オチルサイハンさん(先鋒)、ムンクジャルガルさん(中堅/共に2年)が神奈川代表に選出され、岸田光弘監督(同校相撲部顧問)指揮のもと出場。向の岡工高(川崎市)の2選手と共に5人制の団体戦で5位入賞を果たした。
前回大会で県勢初となる準優勝に輝き「去年を越えたい」と意気込んでいた神奈川。だが全国上位の実力者・石塚礎男さん(向の岡工高3年)を怪我で欠き、直前で選手交代を余儀なくされた。「僕たちでしっかり3勝すれば良い」。旭丘勢は各自の役割を確認しあって土俵にあがった。
3人は1日目の予選を全勝し、チームに勢いをつけた。だが決勝T1回戦では、副将の野地さんが敗れ大将戦までもつれる接戦に。辛勝し準々決勝へ進むも、勢いに勝る静岡県に屈し1対4で敗退した。
岸田監督は「5人そろえられなかった、実力不足」と冷静に総括。教え子の戦いぶりには「予選全勝できて良い経験になった」と話した。高校最後の大会を終えた野地さんは「力が足りなかったけど、皆に声をかけたり、自分らしく楽しむことはできた」と振り返った。
きょう世界Jr.
全国の大舞台を経験したオチルさん、ムンクさんは10月12日(土)に大阪府で開催される第16回世界ジュニア相撲選手権に、モンゴル代表として出場する。「いつも通り」と気負わないオチルさんと「弱点克服して前へ出たい」と意気込むムンクさんが、母国のゼッケンをつけ、戦いに挑む。
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