軽トラ市が今回で「ひと区切り」 生産者繋ぎまちなか活性化

社会

掲載号:2019年10月26日号

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思い出話に花を咲かせる松下さんと平井さん(左)
思い出話に花を咲かせる松下さんと平井さん(左)

 小田原市の銀座通り南街区で年2回開催されてきた「小田原まちなか軽トラ市」が電線地中化に伴う工事のため、11月24日の開催を持って一旦終了することが決まった。西湘地域の生産者とまちを繋ぐ一大マーケットとして8年にわたり親しまれてきた軽トラ市。創設者に思いを聞いた。

 「さみしくもあり、お疲れ様という気持ち。関わってきた全ての人に感謝を伝えたい」と話すのは2011年のイベントの立ち上げから運営に携わってきた松下善彦さん(マツシタ靴店4代目)、平井義人さん(平井書店店主)。

 開催のきっかけになったのは、11年前。松下さんが販路に悩む新規就農者と出会い、店舗の軒先を貸したことが始まりだった。「野菜はスーパーなどで買うのが普通だった時代に、生産者から直接買うことが新鮮だったし、面白かった」と松下さん。「シャッター化が進む商店街に活気が生まれるのでは?」と思い立ち、09年に商店会有志で銀行駐車場での「まちなか市場」、翌年からは平井書店の駐車場での「プチ朝市」を企画。反響はあるものの準備の大変さに悩む中で「軽トラ市」の存在を知った。軽トラ市は軽トラックの荷台を店舗に見立てた朝市。東北地方が発祥で、車で乗り入れ、そのまま撤収できる手軽さもあり農業関係者を中心に広がりを見せていた。「人手が少ない運営、手間が楽になる」と飛びついた。

 とはいえ関東初ということもあり、知名度はゼロ。車の販売イベントと勘違いされることも多く、警察をはじめ自治会、商店会の説得に走り回った。交通量が少ない早朝に開催するなどの工夫でようやく開催に至ったという。迎えた当日は、予想を超え約1000人が来場。かつてない賑わいを目の当たりにして、次回の開催を決めた。

 「トライ&エラーの連続。面白みがないとすぐに来場者に飽きられる」。販売に慣れてない生産者たちに商品のディスプレイ方法なども指導。14年からは夕市も企画し、来場者は4500人を突破するまでに。「料理人やバイヤーも来てくれているようで、いつの間にか有名店になったお店も」と出店者の成長を喜ぶ平井さん。松下さんは「自分たちの商売と離れていたことがいい刺激になった」と分析する。軽トラ市は今回でひと区切りとなるが、プチ朝市は今後も続けていく予定だという。

 軽トラ市は、野菜、魚など軽トラ17台など約40店が出店。午前10時から午後1時半まで。入場無料。

200mの通りに17台のトラックが並び、賑わいを見せた第1回の軽トラ市の様子
200mの通りに17台のトラックが並び、賑わいを見せた第1回の軽トラ市の様子

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