真っ青な冬空を背景に、はしごの上で次々と華麗に技を繰り出す――。小田原鳶(とび)職組合が、出初式の花形、はしご乗りの「乗り子」を市民から募集する。これまで担い手の中心だった若手の鳶が減るなかで、伝統を継承するべく新たに門戸を開く。
「はしご乗りという伝統を次代に繋いでいきたい」という金子正房組合長(60)。自身が20代で乗り子当時、組合員は120人以上いたが、時代とともにその数は減少。それに合わせるように担い手も減り、かつて出初式で3本立てていたはしごも近年は1本となっている。
実は20年ほど前、すでに人材不足が課題になりつつあるなか乗り子を「鳶以外」から募ってみてはと、当時の中堅が提案したことがある。しかし、約130年と県内有数の歴史を誇る同組合。年長者の多くが「伝統にのっとり鳶が乗るべき」といい、実現には至らなかった。その後も効果的な解決策は見いだせず、一時は「乗り子不在」となり出初式に他地区の組合に助っ人を頼んだこともあったという。
「拍手や歓声を浴びると誇らしいです」。現在4人いる乗り子のリーダ棚橋一浩さん(35)は目を輝かせる。父も鳶ではしご乗り。ものごころついたころには引退しており実際にその雄姿を見たことはないというが、憧れて8年前に手を挙げた。初めは高さ約1mの練習用で技を繰り返し体にしみこませた。いまでは「遠見(とおみ)」「腹亀(はらがめ)」「肝潰(きもつぶし)」、さらに大技の「膝八艘(ひざはっそう)」などで会場を沸かせている。「自分やほかのメンバーも未経験から。丁寧に指導するので興味のある人は挑戦して欲しい」という。
参加者を募集練習11月25日から
募集対象は小田原在住・在勤・在学の18歳以上で、来年1月11日(土)の出初式に参加できる人。今年の練習は酒匂防災ステーション敷地内(屋外)で、11月25日(月)から12月23日(月)の日曜日以外(雨天中止)。時間は午後7時から9時。金子組合長は「まずは見学からでも結構です」と参加呼び掛ける。同組合は、北條五代祭りでも纏を振りながらパレードにも参加する。
問い合わせは同組合・小頭(こがしら)の湯川吉寛さん【電話】090・3209・3457へ。
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