小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年12月21日
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陽光に輝く相模湾を背に、舞台で奏でられる能楽囃子。小田原市江之浦の小田原文化財団江之浦測候所で12月9日と10日、特別プログラム「江之浦の『音』」が開かれた。
主催は、地域のコンテンツを活用したイベントなどを企画している(株)小田原ツーリズム。
海を見下ろす「光学硝子舞台」では3人の奏者が笛、小鼓、大鼓の演奏を披露。ときおり潮風も吹き抜けるなか、観客は息を呑んで演奏に聴き入った。2時間半のプログラム中、参加者はギャラリーや竹林、茶室などを見学。すると突然、雅楽奏者が表れ演奏が始まり、居合わせた人は自然と音楽が融合した異空間を楽しんでいた。
(株)小田原ツーリズムの高村完二さんは「これからも地域の魅力を発信する企画を実施していきたい」と話した。