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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2020.01.11

「どすこい」餅つき
早川漁村で40kgを振舞い

  • 慣れた杵さばきをみせる相撲部員

 パシッ、パシッ。元日の小田原漁港に、威勢のいい声と共に軽快な音が響きわたる。小田原早川漁村前で毎年繰り広げられるもちつきの光景だ。

 同店を運営する株式会社JSフードシステム(田川順也社長)が、初日の出の見物客らに「何かおもてなしを」とつきたての餅を振舞うようになったのは7年程前から。現在は、同社が食事提供するなどして支援する旭丘高校相撲部の部員たちが、「恩返しになれば」と毎年自慢の怪力を生かして、杵をついている。

 今年は朝7時頃からもち米40kgをつき、あんこやきな粉、雑煮にするなどして来店客たちに振舞った。家族連れで訪れた女性は「つきたては初めてで美味しい」と話し、初サーフィン帰りの男性は「コンビニで済ませなくて良かった。元日から最高の食事です」とほおばっていた。

 田川社長は「日本の文化に触れてもらえたら。喜んでいただけてなにより」と盛況を喜んだ。

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