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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2020.02.15

「持続可能な社会」の実現へ
小田原で広がる「SDGs」

  • SDGsのロゴマーク(左)とカラーホイール

 ここ数年、目にする機会も増えた「SDGs(エスディージーズ)」。国連サミットで2015年に採択された、国際社会の共通目標で「持続可能な開発目標」と訳される。2030年までに持続可能な社会の実現を目指し、環境や人権、経済など幅広い社会の課題への取り組みを進めようというもの。国をはじめとする自治体だけでなく、多くの企業が賛同を表明し事業を展開している。

 SDGsは、17のゴール・169のターゲットで構成され、ゴールには、1「貧困をなくそう」、12「つくる責任つかう責任」、13「気候変動に具体的な対策を」など17種類のアイコンを作成。17色を円形にデザインした「カラーホイール」とロゴマークも合わせて視覚的なPRも図っている。

「多くの人がすでに取り組んでいる」

 小田原市は昨年7月、内閣府から「SDGs未来都市」に選定された。また、10月に設立した民間主体のおだわらSDGs実行委員会、さらに企業・団体等のパートナー(現状37団体)と普及啓発の取り組みを進めている。3カ年計画初年度の今年は「知る」が重点テーマだ。

 「概念から入ろうと思うとハードルが上がってしまう」というのは小田原市の担当者。「皆さんがすでに取り組んでいることが、SDGsそのものだと気づいてもらいたい」という。

啓発イベント2月に初開催

 市と同実行委員会による「おだわらSDGsウィーク」が2月16日(日)から開催される。

 【1】「おだわらSDGsフォーラム」16日午後3時〜6時、加藤憲一市長と鈴木悌介さん(小田原箱根商工会議所会頭)、川廷昌弘さん(小田原市SDGs推進アドバイザー)の対談、映画『二宮金次郎』上映。【2】「女性と描くおだわらのSDGs」22日(土)午後3時〜5時30分、同実行委員会メンバーと常井美幸さん(映画監督)らがジェンダーをテーマにトークセッションし、ドキュメンタリー映画『ぼくが性別《ゼロ》に戻るとき〜空と木の実の9年間〜』を上映。【3】「次世代と描くおだわらのSDGs」24日(月)午後1時〜3時。小学生や高校生によるSDGsの取り組み発表など。

 いずれも参加無料、【1】【2】会場/お堀端コンベンションホール・定員先着順150人、【3】会場/小田原地下街ハルネ小田原うめまる広場・定員先着順80人程度。(問)実行委員会【電話】0465・33・1253(事務局:小田原市企画政策課)

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