小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2020.06.20
更生保護に尽力、感謝状
2人が法務大臣表彰
小田原市内でエネルギー関連事業を行う(株)古川の古川剛士代表取締役(46)と窪倉医院事務長で報徳更生寮理事を務める窪倉範子さん(86)が長年の報徳更生寮の事業運営への貢献に対し、森まさこ法務大臣から感謝状が贈られた。6月5日、横浜保護観察所小田原駐在官事務所(小田原青色申告会内)で伝達式が行われた。
報徳更生寮(扇町)は、犯罪や非行のある少年の自立更生を支援する保護施設。社会復帰を助け、再犯を防止する重要な役割を担っている。
(株)古川は、2003年から寮で使用するプロパンガスを市価の半額近い価格で納入。現会長の武法さんが同寮の理事を務めていることもあり、剛士さんが自社の代表取締役就任後も支援を続けている。また、現在までに16回、毎年30万円の寄付も行っている。一方、窪倉さんは、10年から同寮の理事を務め、19年度に関東地方更生保護事業連盟会長表彰も受賞。今年2月に手作り品などを販売し20万円を寄付した。
伝達式では、同寮理事長の志村宗男さんらも出席し、大宮巧統括保護観察官から2人へ感謝状が手渡された。古川さんは「地域にとって大切な施設。父の代から支援を続けてきた。今後も協力していきたい」、窪倉さんは「これからも力になれれば」と思いを語った。
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