小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2020.08.15
終戦の日
防空壕が遊び場に
五百羅漢保育園
小田原市扇町の五百羅漢保育園の園庭に、戦後75年経った今も防空壕が残っている。間口の高さおよそ2m、奥行き2mと5mの2つで、園児たちの人気の遊び場だ。
保育園の理事長を務める玉宝寺の安藤実英住職(73)によると、向かいの白山中学校に米軍上陸に備える姫路連隊の本部が置かれたことで、付近には防空壕の跡がたくさん残っているという。戦後生まれの安藤住職にとっても戦争の爪痕は身近で、子どもの頃は日本軍が埋めた高射砲の火薬が遊び道具だった。
園庭の防空壕はもともと奥行きが20mほどあったものだが、園庭を造る際に山を15mほど削ったため、現在の形になった。園児たちが安全に遊べるように、ロープを設置するなど工夫を凝らす。「体力がついて登れるようになると自信になります。日常の中にある戦争の記憶の一つとして、いつか興味を持ってもらえたら」と安藤住職は話している。
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