国の支援策「GoTo商店街」の先行募集の結果が10月16日に発表され、湯河原町の「湯河原駅前通り明店街」(村上一夫会長)の手づくり市「ぶらん市(ち)」が採択された。全国で34事業のうち、県内ではほかにサンモール洋光台(横浜市)が選ばれた。いずれも10月末、にぎわいイベント創出に取り組む。
GoTo商店街は、新型コロナ対策をしたうえで、地域のにぎわいを取り戻すイベントなどを国が支援する事業。先行募集は、通常予定を前倒しして行われた。
ぶらん市は年に4回開催され、毎回約2〜4千人の来場者でにぎわう。町道の一部(約75m)を歩行者天国にして、湯河原にゆかりのある手作り作家の作品や地場産品、飲食店などが軒を連ねるほか、ステージイベントも行われている。
村上会長が所管の経済産業省から募集通知を受けたのは応募締め切りの2日前。明店街では10月25日(日)にぶらん市の開催を計画していたこともあり、1日で企画書を作成し応募した。「時間がなかったが、分かりやすい文章にすることを心がけた」と担当した横山裕介さん。来年予定も合わせ2回分の120万円の事業費が採択された。村上会長は「新型コロナの影響で、予算面で厳しい状況だった。これを機に活気が戻ることを期待したい」と話した。
産学連携で開催
25日は午前10時から午後2時。約20のブースが出店する。ステージイベントでは地元湯河原の大道芸人コーキさんのパフォーマンスが行われる。また、みかんを核にした地域活性化につなげるための研究調査を行っている日本大学の学生も参加し、湯河原産みかんの基本的認識などについてのアンケートを行う。
当日は、会場入口で体温検査を行い、手指消毒、マスク着用を徹底。証明のリストバンドを着用して入場する。国が推奨する接触確認アプリCOCOAや県のLINEコロナお知らせシステムアプリの登録も呼び掛ける。会場内もテーブルや座席の間隔を空け対策をする。「来場者にも協力をお願いしたい」と主催者は呼び掛けている。
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