小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2020.11.14
「おいしい」特集番外編
「お店に会いに行く」気持ち
渡辺俊美さん(ミュージシャン)
FMおだわらで毎週木曜午後7時から「渡辺俊美のインター・プレイ」を担当しているミュージシャン、渡辺俊美さん原作のエッセイがこのほど映画化された。
井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)らが出演する映画「461個のおべんとう」は、渡辺さんのエッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」が原作だ。
シングルファーザーとなった渡辺さんが高校へ通う息子と交わした「3年間の弁当づくり」。全国を駆け回りながらも約束を果たす父親の奮闘、思春期の息子との交流が愛らしい弁当の写真とともに描かれた好作だ。映画では仲間や恋愛など、物語仕立てになっているが渡辺さんは「エッセイに込めた思いはそのままの映画」と笑顔で話す。
食文化を大切に
「食べることはエネルギーであり、美味しい料理や生産者のことなど探求心や興味も必要。疎かにせず関心を持ってもらいたい」と、食への思いも強い渡辺さん。
番組収録でほぼ毎週通う小田原は「伝統があり、新たな食文化も生まれている印象。もっと自信をもって発信しても良いのでは」と話す。
新型コロナで外出の機会が減りつつある今、「美味しい料理を頂くことと『お店に会いに行く』って感覚が必要。まちに食の文化が無くなるのは、そこで暮らす人にとっても良くないことじゃないかな」。
映画「461個のおべんとう」はTOHOシネマズ小田原などで上映中。詳細は公式サイト(https://461obento.jp/)で確認を。
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