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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2021.01.23

小田原市在住蓑宮武夫さん
ベルマーレフットサルに300万円
地域に恩送り

  • 奥村監督に目録を手渡す蓑宮さん(左から3番目)

 小田原市在住の蓑宮武夫さん(77)が1月18日、湘南ベルマーレフットサルクラブに300万円を寄付した。

 ソニー(株)の執行役員上席常務を務めた蓑宮さんは2005年に退社すると、地元小田原で(有)みのさんファームを設立し、若者や経営者の育成と支援に力を注いでいる。これまでに8冊の書籍を上梓し、今回はその印税などで得た収入を寄付。

 小田原市役所で行われた寄付金の贈呈式には、同クラブの古川剛士代表取締役兼CEO、鈴木博晶エグゼクティブダイレクター兼CPO、奥村敬人監督、上原拓也キャプテンが出席。守屋輝彦小田原市長が両者の橋渡し役を務めた。蓑宮さんは「ソニー退職後も楽しく前向きに過ごしてこられたのは、地元の皆さんのお陰。恩送りをしたい」とあいさつ。古川CEOは「すべてのプロスポーツの運営が難しい中、大変力になる。この地域、特に子どもたちにに明るい未来をつくっていきたい」と謝辞を述べた。寄付金は感染対策など運営費に充てられる。

 同クラブが所属するFリーグはコロナ禍で無観客試合や施設閉鎖による延期が続いている。上原キャプテンは「苦しい状況だが、ご支援いただけることに感謝しかない。小田原の灯台になれるように、一日一日フットサルを突き詰めていきたい」と話し、奥村監督は「試合に勝ち、地域に元気になってもらえるように全力で戦っていく」と意気込みを語った。

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