小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2021年5月22日
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第14回かながわ子ども・子育て支援大賞「草の根賞」を受賞した「虹の会(口唇口蓋裂児の親の会)」の高橋郁子会長が5月18日、守屋輝彦小田原市長を表敬訪問した。
同会は、約500人に1人が発症するといわれる唇や顎が裂けた状態で生まれる先天性疾患「口唇口蓋裂」について、情報交換する場をつくろうと、県小田原保健福祉事務所の歯科衛生士らの協力により1993年に発足。現在は小田原市を中心に県内から約40人が参加し、言語聴覚士など専門家による勉強会や親同士の交流などを実施している。「県内では同じような組織がなく、情報を求めている人に伝えたい」と県内で子育て支援に取り組んでいる事業者、個人・団体を表彰する同賞に応募した。
高橋会長は「市の支援もあり、30年近く活動を続けてこられた」と伝えると、守屋市長は「さまざまな苦労があると思うが、今後も活動を継続してほしい」と労った。