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公開日:2021.06.19

ヒサの追悼試合で快勝
湘南ベルマーレフットサル

  • 得点後ヒサの背番号「5」を手で表す高溝選手(左)

  • 恒例、選手の勝利のダンス

 フットサルFリーグ(ディビジョン1)第2節が6月12日、小田原アリーナで行われ、湘南ベルマーレフットサルクラブはボアルース長野を3-1で下し、ホーム初戦を勝利で飾った。



 同クラブにとって、ホーム小田原アリーナでの試合は約半年ぶり。この日は、がんと闘いながら選手として活躍するも、2020年12月に39歳で死去したチームメイトの久光重貴選手を追悼する試合となった。会場にはメモリアルブースが設置され、来場者から「いつまでも#ヒサと共に!」「久光魂で闘う!」などのメッセージが寄せられた。



 感染症対策のためサポーターは応援の声を控え、代わりにスピーカーから音源が流された。選手入場の際は「久光コール」とサポーターの手拍子が会場に響き渡った。



危なげない試合運び



 湘南はロドリゴ選手を中心に幾度となく相手ゴールに襲い掛かるも1点目が遠い。均衡が破れたのは第1ピリオド14分。左サイドから内側にカットインした高溝黎磨選手が、相手ディフェンスを1枚はがして右足でゴールを決めた。勢いに乗った湘南はその1分後、ロドリゴ選手が持ち前のキープ力で相手ディフェンスを引き付け、靏谷春人選手にボールを託す。目の前に空いたシュートコースを見逃さず、露谷選手が思い切りよく足を振り抜き、強烈なミドルシュートを決めた。



 第2ピリオド5分には、高溝選手の狙いを定めたパスカットから追加点。10分に相手のカウンターで失点するも、牧野謙心選手の献身的な守備がチームメイトを鼓舞し、失点後の空気を立て直す。GKが前線で攻撃に加わる相手の「パワープレー」にも耐え、そのまま試合終了。湘南は勝ち点3を手にした。



 高溝選手は試合後「ヒサさんに成長した姿を見せられたのでは」と振り返った。次節は6月20日(日)、名古屋オーシャンズとのアウェー戦に挑む。

 

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