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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2026.08.01

本紙発行エリア夕方のチャイム 最多は『夕焼け小焼け』 地域ゆかりの楽曲採用も

  • 最多は『夕焼け小焼け』 (写真1)

 夕方になると聞こえてくるチャイムやメロディー。タウンニュース社では5月下旬、発行エリアの神奈川県内と東京都八王子市、町田市、多摩市の36市町村にアンケートを実施。放送時刻や流れる楽曲を調べてみると、それぞれの自治体が持つ歴史やゆかりの人物、地域独自の工夫など多彩な事情が見えてきた。

 夕方のチャイム・メロディーを「実施している」と回答した自治体は36件中35件で、うち32件が「防災無線の動作確認(点検)」、21件が「児童・生徒の帰宅促し(見守り)」を目的として運用している。

 放送時刻の設定は、小田原市や厚木市などは季節に合わせて年に4回切り替えている。また、鎌倉市のように「日没に合わせて設定」など、自治体ごとに運用は異なっている。

 横浜市は防災無線を整備していないため、調査対象内で唯一「実施していない」自治体だ。一部地域では、自治会が独自に放送している例もあるという。

選曲基準は

 使用される楽曲で最も多かったのは、童謡『夕焼け小焼け(夕焼小焼)』だった。14の自治体が、通年または季節限定曲として採用している。選定理由は「『家に帰ろう』という歌詞があるため」(綾瀬市)などが多かった。

 地域の歴史や特徴を反映したチャイムを使用する自治体も多い。

 小田原市では、同市に居住していた北原白秋が作詞した『ゆりかごのうた』を採用している。『夕焼け小焼け』が流れる八王子市と厚木市は、ゆかりのある作詞家・中村雨紅の曲であることを理由に挙げた。三浦市では、同市出身の作曲家・小村三千三の『歌の町』、中井町では町の誕生110周年を記念して制作されたテーマソング『里都(さと)まちのうた』、逗子市では市制70周年を記念して『市歌』が流れるなど、バリエーションは豊富だ。

 何気なく聞いているチャイム。もう一度じっくり耳を傾けてみては。

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