(株)小田原サンプル 食品模型は海を越え 米ECサイトで販路拡大

経済

掲載号:2021年6月19日号

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ハンバーガーの小物入れとミカンのペン立てを持つ本多さん(左)とハアスさん(右画面内)
ハンバーガーの小物入れとミカンのペン立てを持つ本多さん(左)とハアスさん(右画面内)

 小田原市久野の食品サンプル会社・(株)小田原サンプルが、アメリカで日本の伝統工芸品を扱うオンラインショップ「TOBIRA」から生活雑貨の共同開発依頼を受け、8月ごろから海外向けに商品を販売する。

 同社は、県西で唯一の食品サンプルを専門に扱う事業者。代表の本多正典さん(43)は、食品サンプルの職人だった叔父に魅せられ、21歳でこの世界に。独自で技を磨き、県西を中心に食品サンプルづくりを行ってきた。新型コロナの影響で飲食店からの受注が激減したことから、昨年、一般向けに食品サンプル体験キットを開発し、販路を拡大。ウェブサイトを立ち上げ、SNSの発信も始めた。

 「TOBIRA」の代表を務めるハアスはるかさん(33)は、箱根出身の小田原育ち。海外留学を経て、23歳でアメリカ・バージニア州に移住し、現在は4児の母でもある。海外生活が長くなる中で「改めて日本の繊細なものづくりに魅力を感じていた」という。アメリカにも日本の技術を身近に伝えようとオンラインでの商品販売を進めていたところ、小田原サンプルのサイトに目が留まった。食品サンプルのミカンに「房の繊維まで本物そのもの。こんな技術が地元にあったなんて」と感激し、今年3月に共同開発依頼のメールを送った。

 本多さんは「突然の連絡に驚いたが、やってみたい」とすぐに快諾。「アメリカ人が見たことがあるものだと、より食品サンプルのすごさが伝わる」とのハアスさんの発案でハンバーガーなどを題材に小物入れなど実用性を兼ねた商品の企画がスタートした。海をまたいでの打ち合わせを重ね、6月上旬にミカンのペン立てや寿司のスマホスタンドなど5点の商品が完成した。鮮やかな発色を好む海外の感覚に合わせ、色を強くするなど工夫も行った。「完成度の高さが伝わる」と手応えを感じているハアスさんは、すでに買い付けた寄木細工の商品と合わせ、夏から販売を始める予定だ。本多さんは「日本独自の文化、海外でも喜んでもらえたら」と思いを語った。

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